ホームページの最初に戻る

7.抽出方法

珈琲を抽出するには粉と湯をどのように接触させるかによる。浸漬法と透過法があるが、現在は透過法(フィルター)が主流となりほとんどでこの方法を使っている。


浸 漬 法

コーヒーアーン 以前はよく使われていた方法で、袋に入れた珈琲を湯槽に入れて煮出す
トルココーヒー イブリクと呼ばれる柄付きの鍋に入れた珈琲を火にかけ抽出し、そのままカップに粉ごと注ぐ。
ダッチコーヒー(水出し) 珈琲を水に長時間つけて抽出する


透 過 法

パーコレーター 米国の西部劇映画でよく見かけるようにポットの中間にあるバスケットに珈琲粉を入れ、その中心のパイプを沸騰した湯が吹き上がり、珈琲の上から注がれて下に落ちることを繰り返す循環式でボイルドに近い
マキネッタ 上下組み合わせたポットで中間のバスケットに珈琲粉を入れ、上下を反転して使う
バキウムサイフォン 一時大流行したマジック的要素を持った上下ガラス球の構造で、かなり熟練した者でないとボコボコと沸騰を続け煮出した珈琲を造り余分なものまで抽出して濁った不味い珈琲になる
コーヒーメーカー 家電製品でクイックヒーターで沸いた湯が自動的にサーバーの中にあるフィルターに注がれコーヒーを抽出する。湯が落下する位置があまり変わらないので抽出不足になりがちになる。
エスプレッソ 今、大流行している抽出器で珈琲の使用量が少なく素早くサービスできることが特長であるが、抽出のとき高温で珈琲を苛めるのでアクや泡が出て濁った珈琲ができてしまう。本場のイタリアでも最近は腕の良い職人が少ないので綺麗な珈琲に滅多にお目にかかれないと聞く。昔のように手動式が美味しい珈琲を造る条件であるといえる。
ペーパーフィルター 初期には紙の臭いがして評判が良くなかったが、研究が進み無難なフィルターになってきた。
ネルドリップ 全国の著名な珈琲店ではネルドリップを採用していることからもわかるように、これこそ究極に尽きると思っている。 (8.フィルターを参照)
珈琲の使用量は濃い淡いに関係なく一人前18〜20g位は奢ってください。大人数の場合は少し割り引いてもよいでしょう。 (ランブル式ネルドリップ)